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追憶

 

2015年1月29日に、眞鍋理一郎先生が天寿を全うされました。

 

先生の作品である『追憶』を、オーケストラ・トリプティーク第一回演奏会で、初演をさせて頂き、

この演奏会で、先生には壇上にも上がって頂き、とてもニコニコとお話されておりました。

楽しいお話で、会場も笑いに包まれました。

 

またこの作品は、オーケストラ・トリプティーク第三回の演奏会でも取り上げ、再演を致しました。

演奏者の中で、とても気に入りました、という声があったりして、

何度弾いても、この作品の摩訶不思議な魅力は、

先生の持っている雰囲気と似ているのかな・・・、

なんて思ったり致しました。

 

そして先生は、粋な方でしたが、少し恥ずかしがり屋な面もあったりして、そこがなんとも魅力的でした。

 

 

先生と出会えて、作品を演奏出来たこと、本当に嬉しく思っております。

これからも、多くの方に聴いて頂けるよう、先生の作品を演奏し続けていきたいと思います。

 

 

先生の作品は、これからも生き続けます・・・・、

 

どうぞ、安らかにお眠り下さい。

ありがとうございました。


 

写真撮影:渡會裕 (2012年9月16日オーケストラ・トリプティーク第一回演奏会 旧東京音楽学校奏楽堂)

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