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ちいさきいのちのために

助川敏弥先生と初めてお会いしたのは、

眞鍋理一郎先生のお別れ会の時でした。

 

11/13の絃楽演奏会で、助川先生の『ちいさきいのちのために』の、

弦楽版初演を行うこともあり、色々とお話をさせて頂きました。

 

とても気さくな先生で、作品についての経緯なども教えて頂きました。

そうしているうちに、先生がおもむろに鞄から、

 

「これ、あげますね。」

 

と、『ちいさきいのちのために』の出版されている楽譜を差し出されたのです。

 

先生から直接楽譜を頂いてしまうなんて、なんとも光栄で・・・・、

その時は驚くばかりでした。

 

 

その後も、演奏会について何度かメールでやりとりをさせて頂いたのですが・・・・、

 

 

11/13の絃楽演奏会で初演する『ちいさきいのちのために』の絃楽合奏版が、

追悼演奏ということになってしまったのが、とても残念です。

 

 

先生の目の前で演奏をし、当日は舞台に上がって頂きたかったな・・・と・・・。

本当に残念です。

 

先生は、9/26の朝方、天国へと旅立たれましたが、1音1音先生のところへ届くように、

心を込めて演奏させて頂きます。

 

 

どうぞ、安らかにお眠り下さい。

写真撮影:橘川 琢(2015年7月、85歳の記念に)

 

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